マンションでよくある近隣トラブル&予防法を解説!

マンションでよくある近隣トラブル&予防法を解説!

敷地内に自販機や病院があったり、各階にゴミ捨て場があったりと、機能性に優れたマンションが増えています。しかしマンションは、生活スタイルや価値観が異なるたくさんの人と共同生活を送るため、近隣トラブルも発生しがち。
この記事では、マンションでよくある近隣トラブルと、それぞれの予防法を解説していきます。

【匂い&鳴き声】ペット関連のトラブル

ペット可のマンションだとしても、他の住人に迷惑がかかってしまえばトラブルに発展してしまいます。例えば、ペットの匂いや抜け毛で洗濯物に被害が出たり、毎日鳴き声がうるさかったり…。
特に、ペットを飼っている人と飼っていない人の間では、認識に大きな差があります。「これくらい大丈夫だろう」と思っていたことで、トラブルに発展してしまうこともあるでしょう。

ペット関連のトラブルの予防法

ペット関連のトラブルを予防するためには、ペットの影響が外部に漏れてしまわないようにすることが大事。例えば、窓の密閉や消臭グッズ、迅速な糞尿の処理などで、匂いによるトラブルを予防できます。
同じように、抜け毛対策は室内でのブラッシング・処理を徹底したり、鳴き声対策は防音シートなどのグッズを使ったりしましょう。ペットを飼う人の責任として、迷惑がかからないように徹底してください。

【ルール違反&害虫】ゴミ関連のトラブル

ゴミ出しは、きちんとマンションのルールに従わなければいけません。それにも関わらず、指定された場所以外に捨てたり、分別方法を守らなかったりすると、マンションの住民だけでなく、ゴミ収集の方にも迷惑がかかってしまいます。
また、自分の部屋にゴミを溜め込んでしまうことも、トラブルのもとに。害虫や悪臭が発生して、隣室や廊下にまで悪影響を与えます。特に、ゴミ屋敷のような状況にまでなってしまったら、かなりの問題になってしまうでしょう。

ゴミ関連のトラブルの予防法

基本として、まずはゴミ出しのルールをしっかりと確認しましょう。ルールが変わっていることに気づかず、悪意のないままルール違反をしている可能性もあります。また、「ついついゴミを出し忘れて溜め込んでしまう…」という場合は、リマインダーアプリを活用すると予防できますよ。
ただ、中には捨てる時間がなかったり、曜日を間違えてしまったりするという人もいるでしょう。このような場合は、24時間ゴミ出し可能なマンションがおすすめ。都合のいい時間に捨てられるので、部屋にゴミを溜めずに済みます。

【生活音&演奏】騒音トラブル

マンションの騒音トラブルは、多くの人の悩みの種です。子どもが走り回る音や泣き声、洗濯機や掃除機の稼働音、話し声…。生活するうえで、さまざまな音が発生してしまいます。また、趣味で楽器を演奏する場合は、特に気をつける必要があるでしょう。
最近ではリモートワークにより、部屋にこもる時間が増えています。仕事の環境が変わっていることもあり、ささいな音がストレスになりやすいでしょう。

騒音トラブルの予防法

騒音トラブルを予防するには、音の発生源に合わせた対策をしましょう。例えば、子どもが走り回ってしまう場合は防音のカーペットを使う、家電は隣室に面している壁に設置しない、といったようにです。また、洗濯機や掃除機は、多くの住民が寝ている早朝・深夜を避けましょう。
楽器を練習する方は、種類によっては防音室を設置するのがおすすめです。愛知の防音工事の会社が取り扱っている防音室のような、大掛かりな工事が必要ないものもあります。防音カーテンや防音パネルだけでは対策しきれない楽器は、このように気軽に導入できる防音室を検討しましょう。

マンションの近隣トラブルを予防しよう

マンションは、生活スタイルや価値観が異なるたくさんの人と共同生活を送るため、近隣トラブルが発生しがちです。ペット関連やゴミ関連、騒音など、さまざまなトラブルがあります。居住者が全員気持ちよく過ごせるよう、トラブルの予防に努めましょう。

ミュージシャン、作業部屋
マンションでピアノを弾くためには何をすればいい?

マンションでピアノを弾くためには何をすればいい?

家の中にピアノがあるという環境は、多くの人の憧れです。でも、家族や自分の演奏のためにピアノを買おうとしたら、気になるのは騒音問題ですよね。特に、共同生活を送るマンションであればなおさらです。
マンションでピアノを弾くために何をすればいいのか、いっしょにチェックしていきましょう。

まずはマンションのルールをチェック

まずは、そもそも住んでいるマンションでピアノを弾いていいのか、チェックしましょう。基本的に、マンションの「管理規約」で確認することができます。楽器の演奏に関してのルールは、以下の3種類に分かれます。

・楽器の演奏不可
・楽器の演奏可(時間帯や楽器の種類などの条件付き)
・楽器の演奏可(24時間いつでも)

「楽器の演奏不可」だった場合、アコースティックギターや電子ピアノなどの音が小さい楽器でも、演奏してはいけません。契約違反で厳重注意され、それでも演奏を続けると退去命令が出されてしまうこともあります。
購入予定のピアノが演奏できるかどうか、しっかりとチェックしましょう。

トラブルに発展するおそれも

「楽器の演奏ができるマンションだから、ピアノが弾き放題!」と考えている方もいるかもしれません。しかし、楽器の演奏可の物件でも、場合によってはトラブルに発展する恐れがあります。演奏の音が漏れてしまえば、近隣住民の迷惑になってしまうからです。

例えば、「ペット可」の住宅で考えてみましょう。隣の部屋の人がペットを飼っていて、大量の抜け毛や強い匂いがベランダに流れてきたら困りますよね。「いくらペット可だといっても迷惑が掛からないようにしてほしい…」、と考えると思います。
楽器も同じく、周囲に迷惑をかけないようにしなくてはいけません。共同住宅だからこそ、できるだけ防音対策をして、お互い気持ちよく過ごせるように気をつける必要があります。

マンションでピアノを弾くための防音対策

では、マンションでピアノを弾くためにできる防音対策とは、どのようなものがあるのでしょうか?

まずは手ごろな「防音カーテン」

まず手ごろな防音対策としては、「防音カーテン」。室内から音が一番漏れやすいのは、実は窓なんです。壁よりも薄く、開け閉めできるように隙間があるからです。
防音カーテンにもさまざまな種類がありますが、窓枠より大きなものを選びましょう。せっかくの防音カーテンでも、隙間があれば効果が見込めません。普通のカーテンより重量があるうえに値段も高めですが、すぐに導入できるのでおすすめです。

抜群の安心感なら「防音室」

とにかくしっかり防音したいなら、「防音室」を導入しましょう。専用のスペースを作ることで、ピアノの大きな音も逃がしません。抜群の安心感があるので、思う存分演奏を楽しむことができます。
例として、愛知の防音工事の会社が取り扱う定型タイプの防音室は、リフォームが不要。ほんの数時間の設置作業で、ピアノの音色に合わせた防音室が完成するそうです。このような商品であれば、賃貸マンションでも安心ですね。

マンションでピアノを弾くなら防音対策をしよう

マンションでピアノを弾きたいと考えているなら、まずは管理規約をチェックして演奏が可能かどうか調べてください。もし演奏が可能な物件でも、騒音が漏れてしまえばトラブルに発展するおそれがあります。しっかりと防音対策をしたうえで、ピアノを弾くようにしましょう。

部屋の中で元気に演奏するギタリスト